暗号通信プラットフォーム「Ghost」の摘発、オーストラリア人容疑者が出廷

事件発生日:2024年9月18日

オーストラリア警察はシドニーでジェイ・ジェユン・ジョンを逮捕し、法執行当局によると世界各地の組織犯罪集団が使用していた暗号化メッセージング・プラットフォーム「Ghost」の開発と運営に関連する5件の罪で起訴した。逮捕は国際的に連携した作戦の最中に行われ、当局は、単に一つの端末や一人の利用者の活動を妨害するのではなく、同ネットワークの犯罪利用を壊滅させるための作戦だったとしている。

証拠資料は、ジョンをニューサウスウェールズ州ナーウィー出身の32歳のオーストラリア国民と説明し、シドニーの裁判所で5件の罪に問われたとしている。警察は、犯罪者が専用端末と再販業者を通じて購入していたGhostの首謀者とされる人物としてジョンを扱った。このため、今回の事件は通常のサイバー犯罪による逮捕よりも大きな意味を持つ。犯罪集団が暗号化された形で通信することを可能にしていたインフラを突き崩そうとする試みだからだ。

作戦そのものも広範囲に及んだ。資料によると、オーストラリア連邦警察の700人が2日間にわたり国内4州で捜索令状を執行する一方、9地域の提携当局が、FBIとフランス国家憲兵隊が主導する摘発作戦に参加した。ユーロポールとユーロジャストの「OTF Next」は2022年3月から策定が進められており、当局者らは、このプラットフォームが麻薬密売、マネーロンダリング、さらには暴力的な襲撃を手配する試みにも利用されていたと述べた。

情報源によると、オーストラリア連邦警察は、国内で376台のGhost端末が稼働していたとみている。これらの端末は1台約2,350豪ドルで販売され、改造された端末本体と6カ月間のサービス利用権が含まれていたと報じられている。この詳細が重要なのは、Ghostが単なるアプリではなく、パッケージ化され商用化された犯罪ツールだったことを示しているためだ。

当局によると、この作戦ですでに生命や身体への50件の脅威が阻止され、約200キログラムの薬物がオーストラリア国内の利用者に届くのを防ぎ、違法な銃器と武器25点が押収された。アイルランドでは、警察は4つの組織犯罪集団を標的とし、約1,600万ユーロ相当の薬物を押収したと発表した。ユーロポールは、捜査当局が通信へのアクセス段階から訴追へ移るにつれ、さらなる逮捕者が出る可能性が高いと述べた。

資料には、ジョン側の弁護内容、答弁、最終判決は含まれていない。また、5件の罪がGhostの作成と運営だけに関するものなのか、関連する犯罪行為も含むのかは記されていない。しかし、一つの明確な筋書きは裏付けている。法執行当局は、このプラットフォームが犯罪者の主要な通信システムだったとみており、シドニーでの逮捕は、その主要運営者の一人に責任を負わせるための本格的な試みだった。