モロッコ南部で洪水、道路や住宅、公共サービスに被害 少なくとも18人死亡
アラブ・ニュースが引用した当局の発表によると、モロッコ南部で豪雨により発生した洪水で少なくとも18人が死亡し、ほかに4人が行方不明となっている。
週末に洪水が村々をのみ込んだ後、南部のタタ、ティズニット、エルラシディア、ティンジル、タルーダントの各州で死者が報告された。当局によると、死者にはスペイン、カナダ、ペルーの外国人3人が含まれていた。この災害で住宅56棟が全壊し、道路110本が被害を受けたほか、電力、水道、電話網が寸断された。
被害の規模は、通常ははるかに乾燥している地域にとって、今回の降雨がいかに異例だったかを示している。情報資料によると、モロッコ内務省の報道官ラシド・ハルフィは、2日間に記録された降水量が、被災地域に通常1年間で降る量に相当すると説明した。この推計は、地域の治水設備さえもなぜこれほど急速に限界を超えたのかを理解する一助となる。
洪水は、長期にわたる干ばつですでに圧迫されていた地域社会を襲った。アラブ・ニュースは、被災した南部地域が何年にもわたり水不足に苦しんでおり、国内はダムの貯水量が平年を大幅に下回る深刻な干ばつ期に入っていたと報じた。そのため、突然の雨は、これほど大量の水をこれほど短時間で吸収できるようにはできていない地形とインフラを直撃した。
報告は、より広範な気象パターンも指摘している。当局者によると、雨は極めて不安定な熱帯の気団に伴うもので、激しい雲が形成され、例外的な豪雨をもたらした。モロッコの気象当局は、ワルザザートで3時間に47ミリ、アルジェリア国境に近いタグニット付近で約170ミリの降雨があったとしている。
住民にとって、直接的な被害は人命に関わるだけでなく、生活上の問題でもあった。道路は寸断され、公共サービスは停止し、村全体が水没した。こうした状況は、特に元々アクセスが限られている点在した農村部で、救助と復旧を一層困難にしている。
証拠資料には、行方不明者の報告とインフラ被害以外に、災害対応に関する最終的な集計は示されていない。しかし、一つの明確な結論は裏付けられている。これは、国境をまたぐ人的損失と大規模な物的被害をもたらし、乾燥地域が短時間の激しい暴風雨に対して脆弱であることを強く警告する、深刻な洪水災害だった。
モロッコ南部の洪水危機は、乾燥気候帯でますます多く見られるようになったパターンにも合致する。そこでは長期の干ばつが、突然の破壊的な降雨によって中断されることがある。そうなると地面が十分な速さで水を吸収できないことが多く、地表流出が増え、鉄砲水の危険性が高まる。今回は、それが死者を出す結果となった。
事態の余波が続く中、当局は依然として被害の全容を調査していた。



