# ドイツ東部州議会選でAfD躍進、連立与党は大敗

発生日:2024-09-01

ドイツのザクセン州とテューリンゲン州で行われた州議会選挙の予測結果は、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が大きく躍進する一方、オラフ・ショルツ首相の連邦連立政権を構成する各党が大敗したことを示した。

ドイチェ・ウェレ(DW)の開票結果分析によると、AfDはテューリンゲン州で首位となり、ザクセン州でも好結果を収める見通しとなった。テューリンゲン州では、同党が第2次世界大戦後のドイツで州議会選挙に勝利した初の極右勢力となった。ザクセン州ではキリスト教民主同盟(CDU)に僅差で迫り、東部諸州が政治的中道からいかに大きく離れたかを浮き彫りにした。

この結果が持つ意味は、2つの州議会をはるかに超える。DWはこの選挙を、翌年の連邦選挙のバロメーターであり、社会民主党(SPD)、緑の党、自由民主党(FDP)で構成される連邦連立政権への信任投票でもあると説明している。その尺度で見れば、ベルリンの与党に対する初期の審判は厳しいものだった。

2024年1月に結成されたばかりの新党「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)」は、急速に主要勢力として台頭した。DWによると、同党は両州で3位となり、テューリンゲン州では左派党を上回り、ザクセン州でも目立った存在感を示した。その結果、従来の左派政党は、一方のAfDと、もう一方のBSWの両側から圧迫されることになった。

予測議席数は、連立の組み合わせが難しくなることを示している。テューリンゲン州では、AfDは定数88の州議会で約31議席を獲得する見通しで、他党が同党との連立を拒んだとしても、一部の決定を阻止できるだけの議席数となる。DWは、他党がAfDとの連立協議を否定しているため、同党が首位となったにもかかわらず、政権を直接樹立する可能性は低いと指摘した。

緑の党がテューリンゲン州で議席獲得に必要な得票率を超えられなかったことも、変化を示す兆候だった。ザクセン州ではCDUが僅差で首位に立ったものの、AfDの得票率は既成政党を守勢に追い込むほど接近していた。報道によると、ザクセン州でいわゆる「ケニア連立」を組んでいたCDU、SPD、緑の党はいずれも支持を減らした。

ドイツ東部の政治情勢は今や、主流政党が安定的に衰退し、AfDが着実に躍進する構図となっている。DWによると、テューリンゲン州におけるAfDの得票率は、3回の選挙を経て、2014年の約10%から2024年には30%超へと、およそ3倍になった。

この傾向は、選挙が地方の争いというよりも警告の兆しとして受け止められた理由を説明している。この結果が確定すれば、連邦政府への不満だけでなく、経済的な不満、政治的疎外感、全国政党への不信感が何年にもわたって重なってきた地域で、永続的な政治的再編が起きていることを示すだろう。

現時点で、この予測結果により、ドイツの主流政党は、以前からあるものの一段と深刻になった問題に直面している。AfDはもはや、周縁部の抗議勢力にとどまらない。テューリンゲン州では初めて州議会の最大政党となり、ザクセン州ではCDUとほぼ肩を並べるまでに躍進した。