出来事の日付:2026年11月6日。

Teslaは、2027年半ばごろにテキサス工場でのCybertruck生産を縮小し、同社のロボタクシー戦略を支えるCybercabへ製造能力を振り向ける計画だ。WIREDによると、イーロン・マスク氏はXへの投稿でこの変更を発表した。ステンレス製ピックアップトラックの、短く、たびたび問題に見舞われた生産期間は終わりに近づくことになる。

ただし、その表現からは、Cybertruckの製造が完全に停止するのか、それともごく小規模な水準まで縮小するだけなのかは明確ではない。WIREDは、説明を求めたもののTeslaから回答がなかったとしている。このトラックはGigafactory Texasだけで生産され、特徴的なステンレス製車体を専用設備で加工しているため、発表された生産能力の再配分は唯一の製造拠点に直接影響する。

Cybertruckが顧客向けの生産に入ってから、計画された生産縮小までは4年に満たない。同モデルは鋭く角張ったデザインで大きな注目を集め、発売前には多数の予約を獲得したが、販売は当初の熱狂に見合わなかった。WIREDはEVWireが報じたKelley Blue Bookのデータを引用し、2026年の第1四半期から第3四半期までの米国販売台数は1万1586台で、前年同期を28%下回ったと伝えた。

この車両では、リコールや製造上の問題も相次いだ。2024年のリコールは、アクセルペダルのパッドが緩んで外れ、内装部品に引っ掛かるおそれに対応したものだった。その後には、走行中に剥がれる可能性のあるステンレス製の外装パネルを対象とする措置があった。WIREDはさらに、後輪駆動のLong Rangeモデルのブレーキローターのスタッド穴に関する2026年のリコールも取り上げた。この不具合により、スタッドがホイールハブから外れるおそれがあるという。

これらの問題に先立ち、購入者に車両が届く前から開発上の難しさが記録されていた。WIREDは以前、流出したTeslaの2022年の評価資料について報じており、量産前の車両のサスペンション、密閉性、騒音、操縦性、制動に関する懸念が指摘されていた。それでも量産版には熱心な所有者が付き、今回の段階的な生産終了計画は、Teslaの中でも特に個性的な製品にとって大きな転換となる。

マスク氏は、この決定をCybertruckの販売や信頼性に直接結び付けるのではなく、Cybercabと関連付けた。Teslaは自社の将来を自動運転車とロボティクスを軸に描く姿勢を強めており、Cybercabはロボタクシーサービス専用の2人乗り車として設計されている。同社は現在オースティンでサービスを運営し、生産を大幅に増やしたい考えだ。

Cybertruckの主任エンジニア、ウェス・モリル氏は、このピックアップトラックは技術開発の基盤として機能し、その取り組みはCybercabを通じて継続すると述べた。この発言は、車両そのものが生産ラインを離れるとしても、Teslaがトラックから得た製造と設計の知見をほかの車両に引き継げると考えていることを示唆する。

この日程は将来の計画であり、変わる可能性がある。現時点で最も明確に確認できるのは、テキサス工場でCybercabをより多く生産できるよう、2027年半ばごろにCybertruckの生産を減らすというマスク氏が表明した意向だ。