10月18日に公開された報道によると、テスラの次世代Roadsterの現行予約契約には、車両がいつ納車されるか、また、そもそも納車されるかどうかを同社は約束できないと記されている。この条件は、長年にわたって宣伝されてきたにもかかわらず、依然として開発中であるモデルを巡る不確実性を浮き彫りにしている。

契約は予約を、確定した生産枠の割り当てではなく、Roadsterが生産に入った場合の、おおよその待ち順と位置付けている。報道によれば、テスラは一部の予約について、最大25万ドルの前払いを求めている。予約は譲渡できないが、全額返金を受けられる。

価格も暫定的だ。テスラは依然として車両のオプション、機能、ハードウェアを検討しているため、予約段階で提示される価格はすべて見積もりとなる。同社によると、最終的な価格は、顧客が車両の仕様選択を案内された時点で示される。開発中であることから、仕様も生産までに変更される可能性がある。

報道によると、テスラは現在、生産開始を2028年と見込んでいる。この予定は、長く続く一連の延期を経て示されたものだ。同社は何年も前に第2世代Roadsterを発表し、Founders Series仕様について当時の公表価格の全額に相当する支払いを含む予約金を受け取ったが、その仕様を生産するには至らなかった。今回の発表は車両開発計画を改めて打ち出すものだが、予約契約にある納車に関する留保条件を取り除くものではない。

報道はまた、Roadsterの条件と、テスラが過去の一部の限定販売で設けた制限との違いも示している。新たな契約には、初期のCybertruck Foundation SeriesやModel S Signature Editionで用いられた転売禁止条項が含まれていない。この違いが意味を持つのは納車後であり、予約が保証付きの生産枠に変わるわけではない。

宣伝されている性能についての主張にも、同じ開発上の不確実性が伴う。テスラの最高経営責任者イーロン・マスク氏は、時速0マイルから60マイルまで0.81秒で加速する性能や、ロケットスラスター技術について語っている。提示された証拠からは、それらの主張が独立した試験で検証されたことや、その機能が量産車に搭載されることは確認できない。

購入を検討する顧客にとって、現時点で支払いによって何を得られるのかを最も明確に示すのが契約だ。契約は、将来の生産待ち列における条件付きの順番を与える一方で、テスラが時期、価格、ハードウェア、仕様を見直すことを認めている。返金が可能であることは、顧客が負うリスクの一つを抑えるものの、予約者は、いつ車両の仕様を選択できるのか、あるいは車を受け取れるのかが確定しないまま、多額の資金を拠出する可能性がある。

Roadsterがテスラの想定する日程どおりに生産に入る可能性は、なお残されている。しかし契約は、それを保証していない。したがって予約を検討する顧客は、同社の開発上の目標と、契約条件に記された、より限定的な約束とを分けて考える必要がある。