# Cloudflare、Sableとの特許争いは特許のパブリックドメインへの提供で終結と発表

発生日:2024年10月3日

NeoTechNews編集部

Cloudflareは2024年10月3日の更新情報で、同社の反パテントトロール運動の中でも特に注目された争いの一つで勝利したと宣言した。Sable IPおよびSable Networksとの訴訟が、Cloudflareへの支払いとSableの特許のパブリックドメインへの提供を含む条件で終結したという。証拠に裏づけられたCloudflareの投稿内容が正しければ、この結果は法廷での勝利にとどまらない。訴訟そのものを非実施主体にとってより危険なものにすることで、特許権行使の経済性を変えようとする試みを意味する。

争いは2021年3月、Sableが、経営破綻したルーター企業Caspian Networksから取得した特許ポートフォリオをめぐりCloudflareを提訴したことから始まった。CloudflareによるSableの表現は率直だ。製品を製造・販売するのではなく、古い特許を収益化するために設立されたペーパーカンパニーだとしている。訴訟はほかのネットワーク企業やセキュリティー企業にも及んだが、Cloudflareによれば、それらの被告のうち数社は法廷外で事件を解決する一方、同社は争い続ける道を選んだ。

同社によると、Sableは4件の特許に基づく約100件の請求項から出発し、古いハードウェアルーター技術を、クラウド経由で提供されるCloudflareのソフトウェア定義型サービスに適用しようとした。Cloudflareは、こうした特許侵害の理論が、特許を当初の技術的文脈から大きく逸脱させるものだったと主張している。同社はこの訴訟を単発の事業コストとして扱うのではなく、告発側の特許を無効にし得る証拠を見つけ出すための公開先行技術コンテスト「Project Jengo」の新たな一戦に転じた。

この戦術が重要なのは、よく見られる非対称性を逆転させようとするものだからだ。パテントトロールは、法的・技術的根拠が弱い場合でさえ、高額な訴訟費用を利用して和解を迫ることが多い。Project Jengoは、外部の研究者を動員し、一つの訴状で主張された請求項だけでなく、特許ポートフォリオ全体を攻撃することで、相手側のリスクを高めることを目指している。Cloudflareによれば、2017年のプロジェクト開始以来、12万5,000ドルを超える金額を支払い、Sableを対象とした回では、同社の全特許について先行技術の調査を続けた。

同社によると、地方裁判所と特許庁で数年にわたって争った結果、両当事者が2024年2月にテキサス州ウェーコで5日間の陪審裁判を迎えるまでに、Sableの訴えは特許1件の請求項1件にまで縮小された。Cloudflareの説明では、Sableは数十年前のルーターの着想を現代のクラウドアーキテクチャーに当てはめようとしたが、陪審を納得させられなかった。10月の更新情報は、その裁判結果を権利行使運動がより広範に崩壊した一部として描き、Cloudflareが裁判前にSableの当初の請求項の約99%をすでに退けていたとしている。

10月の発表が通常の防御側の勝訴より注目に値するのは、示された決着の内容にある。Cloudflareによれば、最終条件は、SableがCloudflareに支払いを行うだけでなく、保有するすべての特許をパブリックドメインに提供することも求めている。これは、訴訟で交渉材料として使われた特許ポートフォリオが、今後ほかの標的に対して同じように行使できなくなることを意味する。Cloudflareの観点では、これは将来の告発者に対する最も強い警告となる。脆弱な特許を根拠に同社を訴えれば、収益化を予定していた資産を失う可能性があるということだ。

この運動には依然として一定の自己利益がある。Cloudflareは、開かれたインターネットを果敢に守る企業という自社ブランドを強化する法的戦略を宣伝しているからだ。しかし、この留保を踏まえても、証拠は具体的な結果を裏づけている。これは単に訴訟を消滅させる和解ではなかった。Cloudflareは、被告が裁判を最後まで戦い抜き、より広い市場全体でパテントトロールが将来行使できる影響力を弱めることを意図した条件を勝ち取った、まれな事例として提示している。