ゲームの逆コンパイルプロジェクトを集めた主要なディレクトリサイトDecomp.devが、公開インデックスの提供を終了しつつある。開設者は、AIを使った作業が、同サイトの支援対象だった協力的な文化を損なったと判断した。この変更は10月20日に報じられた。個別のプロジェクトページと過去の記録は残す一方、主要なプロジェクト一覧と新規プロジェクトの追加を停止する。

ゲームの逆コンパイルとは、流出したコードに頼らず、著作権で保護された元の素材を配布することもなく、発売済みのゲームから人間が読めるソースコードを再構成する、根気の要る作業だ。参加者は通常、合法的に入手したゲームファイルをプレイヤー自身で用意するよう求める。成功したプロジェクトは、古いソフトウェアの仕組みを研究しやすくし、ワイド画面対応、フレームレートの向上、操作方法の変更など、コミュニティーによる改良を可能にすることがある。

Decomp.devは、そうした取り組みの多くを一か所に集め、進捗を表示していた。開設者によると、当初はわずかな進捗でも人間による相当な作業の成果だったため、それを可視化することが励みになっていた。しかし最近は、同じ進捗表示がスコアボードのように機能し始めた。速さが評価され、未完成のプロジェクトを、短時間で移植版を生成するための素材として扱う行動を促すようになったという。

同サイトの声明は、AIツールを全面的に否定したわけではない。慎重に、かつプロジェクトの同意を得て使えば、逆コンパイルの一部を加速できると認めている。問題として挙げたのは、そうしたツールを取り巻く行動だ。外部の人々が進行中のオープンソースプロジェクトをコピーし、AIを使って残りの作業を完成させたり模倣したりして、元のチームと実質的に協力することなく成果を公開してきた。AIを使った貢献をそもそも受け入れるかどうかも含め、ルールはプロジェクトごとに異なる。

開設者はまた、逆コンパイルと、単に動作するPC移植版を作ることを区別した。基礎的な調査の多くが済んでいれば、既存のツールを使って基本的な移植や静的再コンパイルを行うのは、比較的容易になり得る。そうしたソフトウェアは動いても、理解、改良、保守が難しいままの場合がある。このような結果は、できるだけ早くプレイ可能な版を出すことよりも、研究、文書化、学習を主な目的とするコミュニティーとは相いれない。

運営上の管理も、実務的な制約だった。Decomp.devは数百のプロジェクトを扱っており、単独で運営する開設者は、有益な自動化と低品質な成果物の境界を定め、一貫して取り締まる実行可能な方法はないと述べた。そのため開設者は、公開ランキングを維持することによる害が、かつて提供していたプロジェクト発見の利点を上回っていると判断した。

今回の閉鎖で、この趣味そのものがなくなるわけではない。既存のチームは作業を続けられ、保存されるDecomp.devのページには、これまでの進捗が引き続き記録される。ただ、中心となる一覧の撤去は、進捗をゲームのように競わせる仕組みからの後退を意味する。自動化ツールがはるかに速く成果を生み出せる中で、同意、貢献の明記、そして人間が理解することの価値をめぐり、オープンソースコミュニティーで広がる緊張を映している。