英国政府は10月15日、異例の高温と少雨が続き、水供給への圧力が長期化したことを受け、イングランド南部の6州で深刻な干ばつを宣言した。コーンウォール、デボン、ドーセット、サマセット、イースト・サセックス、ウェスト・サセックスは、各種指標が異常に低い状態で長期間続く場合に適用される、最も深刻な干ばつ区分に入った。
この宣言に先立ち、英国は2026年に観測史上最も暑い夏を経験し、降雨不足も1836年の記録開始以来、例がないとされた。イングランドの80%超はすでに干ばつ状態にあり、秋に入っても降雨量は平年を下回り、河川や貯水池の水量を回復させるには至っていなかった。南東部と南西部の4月から9月までの降雨量は、過去100年以上で最も少なかった。
貯水量の数字は、不足の深刻さを示していた。イングランド南西部で約40万軒に水を供給する二つの主要貯水池は、貯水率が20%を下回った。環境庁によると、例年この時期の貯水率は約75%だという。前週のイングランド全体の平均貯水率は54%で、10月の降雨量は平年の10月の平均値のわずか10%にとどまっていた。
環境庁のフィリップ・ダフィー長官は、夏の記録的な高温と深刻な干ばつにより、水資源に強い圧力がかかっていると述べた。アンジェラ・イーグル環境相は、この水準の干ばつは国内で数十年間経験していないと語った。この公式な区分は、単に乾燥した天候を表現するものではない。減少した水資源をより慎重に管理し、政府、水道事業者、影響を受ける各分野が連携する必要性を示している。
当局は水道会社に対し、自然の水源からの取水量を監視するよう求め、消費者にも節水を呼びかけた。複数の地域ではすでに制限が導入されていた。政府は8月以来、気象当局、水道会社、専門家、農業関係者の代表を集めた全国干ばつ対策グループの会合を毎週開催している。
影響は家庭の水供給にとどまらない。数カ月に及ぶ乾燥は農家や釣り人にも影響し、植物が異常に燃えやすくなった夏には、消防隊が困難な山火事への対応を迫られた。貯水池や河川の水位低下は、生態系への負荷を強めることもある。まとまった雨が降らなければ、水道事業者が選べる対応策も限られる。
科学者によると、気候変動は熱波と干ばつを激化させ、気象記録が更新される頻度を高めている。今回の宣言は、現在の水不足がどれほど続くかを予測するものではない。回復に必要なのは一時的な雨ではなく、継続的な降雨だ。主要貯水池の水量が季節的な平年値を大幅に下回る中、当局はこの問題を、暑い夏が終わった後も長く続く水資源の課題として扱っている。



