中国と北朝鮮を結ぶ新鴨緑江大橋が10月15日に開通した。工事完了から12年にわたる待機期間が終わり、両国にとって最も重要な陸上貿易ルートに、輸送能力の高い道路接続が加わった。中国国営の新華社通信を引用した報道によると、北京と平壌の協議を経て、合同式典が予定されていた。

この斜張橋は、中国遼寧省の丹東と北朝鮮平安北道の新義州の間を約3,030メートルにわたって結ぶ。従来の中朝友誼橋から南西へ約13キロメートルの位置にある。新しい橋は4車線を備える一方、既存のルートは鉄道と容量の限られた道路を併用している。

事業は2009年に着工した。中国が建設費を負担し、その額は約22億元と報じられている。橋の構造物は2014年に完成したが、北朝鮮側の接続道路や税関施設が整っていなかったため、その後も使われないままだった。長期の遅延は、政治関係が緊張し、中国が国連の対北朝鮮制裁に参加するなかで続いた。

北朝鮮側の橋の入り口に中国と北朝鮮の国旗が掲げられ、開通が近いことを示す兆しとなった。ソウル経済新聞の報道によると、今回の供用開始は、北朝鮮の金正恩総書記による9月の訪中や、中国の習近平国家主席による6月の平壌訪問など、隣国間の高官交流が再び活発になるなかで実現した。

丹東と新義州を結ぶルートは、両国間の貿易の約70%を扱っていると推定される。このため新しい橋は、主要な貨物輸送ルートとなり、従来の橋の輸送能力の制約を緩和すると期待されている。同報道が引用した一部の専門家は、貨物量が将来的に倍増する可能性があると述べた。

道路の輸送能力が増しても、貿易が直ちに急増するとは限らない。同紙が引用した外交筋は、中国が引き続き制裁に関与していることと、北朝鮮の貿易能力が限られていることを指摘した。昨年の二国間貿易額は27億3,000万ドルとなり、新型コロナウイルスのパンデミック前の2019年とほぼ同水準に達したが、制裁強化前の2014年に記録した68億6,000万ドルを大きく下回った。

したがって今回の開通は、インフラ整備としても、政治的な連携が深まっていることを示す出来事としても重要だ。10年以上続いた物理的なボトルネックは取り除かれるが、実際の利用状況は、税関業務、取引を認められる品目、制裁の執行、商業需要に左右される。

丹東と新義州にとって当面の変化は、その先につながる機能的なルートがないまま長く川岸で途切れていた、高額な資産が稼働することだ。地域貿易を変革するかどうかは、貨物が動き始め、当局が交通量を公表して初めて、より明確になる。