サウジアラビア主導の軍事連合は10月15日、メディナ地方で巡航ミサイルを迎撃し、破壊したと発表した。一方、イエメンのフーシ派は、同日にサウジ領内への攻撃を行ったことを否定した。双方の主張が対立したのは、サウジアラビアとイランの支援を受ける同組織の対立が再び激化する中でのことだ。入手可能な報道では、サウジ側が説明した兵器を誰が発射したのかは独立した形で確認されていない。

連合のトゥルキ・アルマリキ報道官は、サウジ国営メディアが伝えた声明で迎撃を発表した。メディナには預言者のモスクがあり、イスラム教で最も神聖な都市の一つとされる。フーシ派が数日前に、メディナとメッカは攻撃対象から除外すると述べていたことから、この場所に関する主張は特に敏感な問題となった。

フーシ派の軍事報道官ヤヒヤ・サリー氏は、サウジ側の説明を否定した。同組織はその日、サウジアラビアに対する作戦を一切行っておらず、メディナに関する主張は虚偽だと述べた。この否定は、サウジ国内の空港などへの攻撃を続けるという同組織のより広範な宣言とは対照をなす。報道の中で、ミサイルの発射元や意図された標的を巡る食い違いを解消できる、独立して検証可能な証拠は、どちらの側からも示されなかった。

今回の出来事に先立ち、数日間にわたり攻撃と反撃が続いていた。フーシ派の部隊はサウジアラムコ関連施設への攻撃を主張し、サウジ当局は同社の業務センターがある地域の建物に被害が出たと報告していた。これに対し、サウジ軍はフーシ派が支配するサヌアを攻撃していた。リヤドの国際空港に対する最近の攻撃は、サウジ国内ではここ数年で最も多くの死者を出した攻撃とされ、対立拡大への警戒を一段と強めた。

サウジ当局はさらに、イランが国連安全保障理事会決議に違反し、フーシ派に武器や訓練を提供し、活動を後押ししていると非難した。公共外交担当のラエド・クリムリ外務次官は、サウジ側はイラン側と直接連絡を取り続けているものの、イランが譲歩する用意を示す兆候はないと述べた。この非難はサウジ政府の見解であり、報道にはそれに対するイランの新たな反応は含まれていなかった。

対立の激化は、サウジアラビアとイランが2023年に中国の仲介で合意した関係改善に、さらなる負担をかけている。サウジ当局者によると、今回の暴力の応酬が起きる数週間前、フーシ派はオマーンのマスカットでの会合の提案を断ったという。サウジ主導連合は2015年以来、フーシ派と戦うイエメンの国際的に承認された政府を支援してきた。この戦争は深刻な人道危機をもたらしている。

現時点で、核心となる事実を巡る対立は解消されていない。サウジアラビアは自国軍がメディナ地方で巡航ミサイルを阻止したと主張し、フーシ派はサウジに向けて何も発射していないとしている。独立した確認がない以上、発射主体やミサイルが目指していた地点を確定した事実として述べることはできない。