発生日:2025年4月16日
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使用する研究者らは、地球から124光年離れた系外惑星K2-18bの大気中で、生命に関連する少なくとも1種類の化学物質の暫定的な証拠を得たと報告した。チームは、硫化ジメチル(DMS)およびジメチルジスルフィド(DMDS)と整合する信号を検出した。
地球上では、海洋の植物プランクトンや細菌がこれらの気体を生成する。研究を率いたケンブリッジ大学のニック・マドゥスーダン氏は、大気中の推定量は地球の数千倍に達するとし、この結果を地球外生命の可能性を示すこれまでで最も強力な証拠だと表現した。ただし、同氏や他の科学者らは、データはこれらの分子の存在を確認するものでも、生物由来であることを立証するものでもないと強調した。
K2-18bは地球の約2.5倍の大きさで、小型の赤色星を周回している。ウェッブ望遠鏡は、惑星の大気を通過した星の光を分析し、特定の化学物質に関連するパターンを探すことで、その大気を調べる。この測定は遠方から届く光のごく小さな変化に依存するため、統計上の不確実性と惑星のモデルの双方が解釈に影響を与え得る。
今回の結果は3シグマに達し、チームの分析では統計的信頼度99.7%に相当した。これは以前の1シグマの信号より強かったものの、通常、発見に必要とされる5シグマの基準値(約99.99999%)には依然として届かなかった。マドゥスーダン氏は、追加観測により、1~2年以内に統計的変動である可能性を100万分の1未満まで下げられるかもしれないと述べた。
たとえ5シグマで検出されたとしても、生物の存在を証明することにはならない。スコットランド王室天文官で独立した立場の科学者であるキャサリン・ヘイマンズ氏は、異星世界の未知の地質学的または化学的プロセスがこれらの気体を生成する可能性があると述べた。ケンブリッジ大学のグループもこれに同意し、他のチームと協力して、生物によらない生成経路を実験室で検証していた。
研究者らは、K2-18b自体がどのような惑星なのかについても意見を異にしている。一つの解釈では、主にその大気中にアンモニアが存在しないように見えることから、巨大な海を持つ惑星だと提案されている。ケンブリッジ大学の科学者オリバー・ショートル氏は、溶融岩の海でもデータを説明できる可能性があり、その場合、海洋を想定したシナリオで考えられているような生命は否定されると指摘した。NASAエイムズ研究センターの研究者ニコラス・ウォーガン氏は、この惑星は固体表面のない小型の巨大ガス惑星だと提唱している。他のグループは、これら両方の見方に異議を唱えている。
したがって、この観測は生物を検出したものではなく、追試の有望な対象である。ここからは二つの別々の疑問が生じる。DMSまたはDMDSが実際に存在するのか、そして存在するならば何がそれを生成したのか、という疑問だ。ウェッブ望遠鏡のデータは、追加測定によって最初の疑問への答えを精緻化できる。二つ目に答えるには、生命によらない妥当な化学反応の可能性を排除し、惑星の構造を理解する必要があるが、報告された証拠ではこれらの課題は未解決のままだ。今回の研究結果は、その調査の一段階として発表されたものであり、生命が発見されたとの発表ではない。



