# ノルウェー映画『Dreams (Sex Love)』、ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞

開催日:2025-02-22

ノルウェーのドラマ映画『Dreams (Sex Love)』が2025年ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞し、クィアな愛、記憶、そして移り変わる親密さの意味を中心に据えた作品で、ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督が同映画祭の最高賞を獲得した。

同作は、カリスマ性のある教師に恋をした学生が、後にその関係について記した文章を祖母と母に読ませる物語だ。DWによる授賞式の報道によると、審査員団は普遍的な訴求力と、中心となる4役すべての演技の力強さを評価した。出演者にはエラ・オーヴァービー、セロメ・エムネトゥ、アーネ・ダール・トルプ、アンネ・マリット・ヤコブセンが名を連ねる。

この受賞により、ハウゲルード監督の作品は、ほかにも複数の国際作品が評価されたコンペティションの中心に位置づけられた。銀熊賞審査員グランプリはブラジルの映画監督ガブリエル・マスカロの『The Blue Trail』、銀熊賞審査員賞はアルゼンチン映画『The Message』が受賞した。中国の霍猛(フオ・モン)監督は『Living the Land』で監督賞を獲得した。ローズ・バーンは『If I Had Legs, I’d Kick You』で主演俳優賞を、アンドリュー・スコットは『Blue Moon』で助演俳優賞の銀熊賞を受賞した。

ベルリン国際映画祭の各賞は今年も、映画、政治、文化的関心の均衡を図ろうとする映画祭のより広範な試みを反映したものとなった。DWは、戦争、国境、社会的論争に関連する作品も引き続き出品されたものの、今年は政治的主張を前面に出した映画の多くが審査員団に評価されなかったと指摘した。『Dreams』の受賞が注目に値するのは、政治を避けているからではなく、特定の問題を超えて、より普遍的なものに到達したと判断されたからだ。

映画祭はまた、この機会に映画界の重要人物を顕彰した。ティルダ・スウィントンは名誉金熊賞を受賞した。ベルリン国際映画祭によると、この賞は芸術家の生涯にわたる功績をたたえるため、1977年から授与されている。映画祭の公式ページによれば、賞は毎年オープニング・ガラで授与され、受賞者は映画祭期間中に自身の作品1本が上映されることで顕彰される。

今年の式典は、トリシア・タトルが芸術監督に就任してから初めてのベルリン国際映画祭となった。DWによると、彼女は映画祭期間中、政治的な発言をおおむね避けたが、イベントではそれでも、踏み込んだスピーチやコンペティション作品の一部をめぐる議論が見られた。審査員団がより親密で小規模な作品を受賞作に選ぶ場合でさえ、ベルリンは長年、欧州の主要映画祭の中で最も政治的な映画祭と見なされてきたため、この背景は重要だ。

『Dreams (Sex Love)』は今や、私的な感情の物語を、より広い共感を呼ぶ作品へと昇華させてベルリンの最高賞を獲得した映画の一覧に加わった。審査員団によるこの選択とスウィントンへの名誉賞により、2025年の映画祭は、新たな国際的評価と長いキャリアへの正式な賛辞が併存するものとなった。