過去の発生日である2025-02-19、スペースXのファルコン9上段がポーランド上空で大気圏に再突入し、欧州各地で明るく輝く物体が目撃され、国内の地上に物体が残されたことを受け、ポーランド当局はロケットの残骸とみられる物体を調査した。
ポーランド宇宙庁(POLSA)は、ファルコン9の第2段が制御不能のまま再突入したのは、2025年2月19日の午前4時46分から4時48分の間で、ポーランド上空だったと確認した。これに先立ち、デンマーク、スウェーデン、イングランドなどの国々では、早朝に炎を上げる物体が空を横切るのを目撃したとの報告があった。
最初に確認された発見物の一つは、ポーランドのコモルニキで報告された。アダム・ボルツキは現地時間午前10時ごろ、所有する倉庫の裏で、焼け焦げたタンク状の物体を発見した。物体の大きさは約1.5メートル×1メートルとされた。ボルツキはBBCに対し、資材置き場の電柱が折れ、倉庫内の一部の電気機器とコンクリートブロックが損傷したと語った。けが人が出なかったことに安堵したという。
警察に連絡が入り、警察官はPOLSAと協力して、この物体をイーロン・マスク氏が率いる企業スペースX製のファルコン9ロケットの残骸と特定した。警察報道官のアンジェイ・ボロビアクは、けが人は報告されていないと強調する一方、捜査当局が物体がどのようにして現場に到達したのかを調べていると述べた。
同日中には、さらに類似した物体が見つかった。ポーランド警察は、ビリ村近くの森林で同様の残骸が見つかったと報告した。その後TVN24は、ポズナニ地方警察のアンジェイ・ボロビアク報道官の話として、ノビ・トミシル近郊のクシリン自治体にある畑で、コモルニキとビリで見つかった物体に似た3個目のタンク状物体が発見されたと報じた。消防当局のマルティン・ハラス報道官も、シリブノの私有地で、先に発見された物体に似たものが見つかったと確認した。
問題のロケット上段は2月1日、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地からスペースXによって打ち上げられていた。ハーバード大学の天体物理学者ジョナサン・マクダウェルはBBCに対し、この上段は制御された形で再突入し、太平洋に落下する予定だったが、エンジンの故障によってそれが不可能になったと語った。分析担当者らは数週間にわたって軌道上の物体を追跡し、制御不能の再突入を予測していたという。
マクダウェルによると、残骸は時速約1万7,000マイルでイングランド上空を通過した後、スカンディナビアの一部上空へ移動し、その後はるかに低い速度で東欧に落下した。また、一部はウクライナ西部に到達した可能性があるとしたが、提供された報道で確認された大型の残骸はポーランドにあった。
ロケットや人工衛星から出た宇宙ごみは月に数回、大気圏に再突入し、その多くは地上に到達する前に燃え尽きる。より大きな破片は降下を生き延びることがある。マクダウェルは、大型ロケットの一部が制御不能のまま再突入することはまれで、潜在的に危険だと説明する一方、今回はけが人が報告されていないと指摘した。
TVN24はまた、同日にツェルレイノ近くのS5道路で発生した損傷に警察が対応したと報じた。警察はその後、穴にあったのはアスファルト片で、道路管理当局が修復すると説明した。



