NASAの地球近傍天体研究センターは2025年2月6日、小惑星2024 YR4が2032年12月22日に地球へ衝突する確率を2.3%と推定した。この計算はおよそ43分の1の確率に相当し、約1週間前の欧州宇宙機関による推定値1.3%から上昇した。
この天体は2024年末の直前に、チリにあるNASAの資金提供を受けた望遠鏡によって検出されていた。初期観測では、幅が最大90メートルに達する可能性が示された。これは、シベリア奥地の森林約2,150平方キロメートルをなぎ倒した1908年のツングースカ大爆発に関連する天体に匹敵する大きさの範囲に当たる。この比較は規模に関するものであり、同一の結果を予測するものではない。
2024 YR4は公的な衝突リスク一覧の最上位に浮上し、リスクなしを示す0から文明を終わらせる衝突を示す10までのトリノスケールでレベル3とされた。レベル3の評価は天文学者による注意を要するという意味であり、衝突が起こりそうだという意味ではない。2.3%であっても、この計算は小惑星が地球を外れる確率が97.7%であることを意味した。
科学者らによると、天体の軌道のうち短い区間しか観測されていない場合、確率が変動するのは通常のことだ。追加測定によって速度と軌道の推定が精緻化される。予測経路の幅が狭まる過程で、当初は地球が取り得る位置の範囲内に残り、数値上のリスクが上昇することがあるが、その後のデータによって地球がその回廊から外れることもある。
NASAの研究者モリー・ワッサー氏は、過去にも観測が蓄積されるにつれてリスク一覧を上昇した後、対象外となった天体があると指摘した。エディンバラ大学の惑星天文学教授コリン・スノッドグラス氏も同様に、この小惑星は無害なまま通過する可能性が最も高いものの、軌道をより正確に確認できるまでは望遠鏡による継続的な観測に値すると述べた。
過去の経験は、そうした慎重姿勢を裏付けていた。小惑星アポフィスは2004年の発見後、一時トリノスケールでレベル4に達したが、その後の計算によって、少なくとも1世紀にわたり接近時の脅威はないとされた。このような例が2024 YR4の進路を決定するわけではないが、暫定的な確率を固定的な予測として扱うべきでない理由を示している。
研究者らはまた、必要になった場合には小惑星の軌道変更が技術的に可能であることを示す証拠も得ていた。NASAの2022年のDARTミッションは、意図的に小惑星へ衝突して軌道を変えた。スノッドグラス氏は、2024 YR4ほどの規模の天体なら同様の手法に適している可能性があると述べた。しかし2月6日時点で、当面の課題は介入ではなく観測だった。報告されたリスクは依然として低く、不確実であり、より良いデータによって変化すると見込まれていた。



